工場案内

2つの工場

建設工事用のレンタル機器・装置は、過酷な環境下で稼働し戻ってきます。
返却された製品の整備は、重要な工程の一つです。
サンエー工業では、2つの整備工場(埼玉工場、プラント工場)で新品同様のコンディションに整えて出荷しています。

埼玉工場

返却されて泥まみれのポンプ(上)とタンクなど(右)

埼玉工場は、ポンプ全般、ハイワッシャー、タンク類などの整備を行っています。
すべてバラバラにする分解整備が基本。部品チェックを行い、研磨や部品交換後、組立・塗装を経て、出庫基準に基づいて検査を行います。何年も、長いスパンで使われる建設工事用の機械ですから、1台を長く使えるように、細心の注意を払う整備を実践しています。また、当社取扱製品以外の整備にも対応しています。

分解中
分解されたモーターとシャフト(左)。さらにモーター本体とシャフトを分解して整備
整備された部品
組立中。分解も組立も同じ製品数台を並行してほぼ手作業で行う
塗装工程を経て水中に沈めて出庫検査
検査票が付いた出荷待ちの完成品

プラント工場

プラント工場では排水処理、濁水処理、泥水処理など、水処理用の大型装置の整備を行っています。排水処理や濁水処理装置の場合、返却された後、2~3人で診断を行い、埼玉工場同様に整備を行います。例えば水の通り道。砂が直接当たって錆が発生しやすい箇所など、機械の状況に応じて頑丈に整備。トラブルなくしっかり稼働できるものだけを出荷しています。

泥水処理プラントのコンベア、タンクを洗浄中。
  • 全自動フィルタープレス等の大型装置も分解して整備
  • 試運転中。何度か微調整を繰り返します

分解してトラックで搬送します(パッケージ型濁水処理装置)

出荷前。クレーンで吊り上げトラックへ。高さがあるのである程度分解して積む